映画『52ヘルツのクジラたち』を観ました。
この記事では、映画『52ヘルツのクジラたち』のあらすじ、基本情報、見れる配信サービス、実際に観た感想をまとめます。
映画『52ヘルツのクジラたち』あらすじ

『52ヘルツのクジラたち』は、町田そのこさんの小説を原作にしたヒューマンドラマです。
主人公は、家族との関係に深く傷つき、自分の人生をうまく生きられずにきた女性・三島貴瑚。
ある事情を抱えた貴瑚は、東京から海辺の町へ移り住みます。
そこで出会うのが、母親から「ムシ」と呼ばれ、声を発することができない少年です。
誰にも声が届かないような孤独を抱えた二人が出会い、貴瑚自身の過去や、かつて彼女を救おうとしてくれたアンさんとの記憶も少しずつ描かれていきます。
タイトルの「52ヘルツのクジラ」は、ほかのクジラには届きにくい周波数で鳴く、孤独なクジラのこと。
声をあげても届かない苦しさと、それでも誰かに届いてほしいという思いが重なる作品です。
映画『52ヘルツのクジラたち』基本情報
ここでは、公開日やキャスト、原作など、映画『52ヘルツのクジラたち』の基本情報をまとめます。
原作は町田そのこさんの小説『52ヘルツのクジラたち』です。
2021年本屋大賞を受賞した作品で、多くの読者の支持を集めました。
「声を上げても誰にも届かない人たち」を描いた物語として話題になり、映画化も実現しています。
私自身は先にAudible版で原作を聴きましたが、登場人物の気持ちが丁寧に描かれていて、とても印象に残りました。
映画を観たあとに原作へ戻るのも面白いですし、原作を読んだあとに映画を観ると、映像化による違いも楽しめます。



原作を耳で楽しみたい方は、Audible版『52ヘルツのクジラたち』の感想も参考にしてください。
映画『52ヘルツのクジラたち』が見れる配信サービス
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記事執筆時点では、Prime VideoとU-NEXTで見放題配信が確認できます。
| 動画配信サービス | 配信状況 | 月額料金 | 無料体験 |
|---|---|---|---|
| Prime Video | 見放題 | 600円(税込) | 初回30日間無料 |
| U-NEXT | 見放題 | 2,189円(税込) | 初回31日間無料 |
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映画『52ヘルツのクジラたち』を観た感想



Audibleで原作を聴いたあとに観ると、映画版は同じ物語でも、表情や空気感から伝わる切なさが強く残りました。
私は先にAudibleで原作を聴いていたので、映画では「この場面をどう映像にするのか」というところも気になりました。
物語の大きな流れは原作を受け継いでいますが、135分の映画としてまとめられているため、心理描写や人物同士の関係は原作より早く進む印象があります。その一方で、映像だからこそ直接伝わってくる苦しさもありました。
杉咲花さんの表情から伝わる苦しさが印象的
映画版で特に印象に残ったのは、貴瑚を演じる杉咲花さんの表情です。
言葉で全部を説明しなくても、過去の傷や、誰かに気づいてほしかった気持ちが伝わってくる場面があります。
原作では文章を通して貴瑚の内面をじっくり追えますが、映画では表情や間の取り方で見せる場面が多く、その違いがよかったです。
少年との距離が少しずつ変わっていくところも、映像で見るとより切実に感じました。
志尊淳さん演じるアンさんの存在が切ない
アンさんを演じる志尊淳さんも印象に残りました。
貴瑚にとって、アンさんはただ助けてくれた人ではなく、自分の声にならないSOSに気づいてくれた大切な存在です。
派手に感情を見せるというより、静かに寄り添う雰囲気があり、そのぶん後半の切なさが強く残りました。
原作を知っていても、実際に人物として目の前に現れると受け取り方が変わる場面があります。
映画は135分なので原作より心理描写は駆け足
映画版で少し気になったのは、原作に比べると人物の背景や気持ちの変化が早く感じるところです。
原作には、貴瑚や少年だけでなく、周囲の人たちとの関係や、それぞれが抱えている事情がもう少し細かく描かれています。
映画だけでも物語は分かりますが、「なぜこの人はこうしたのだろう」と感じる部分は、原作を知っている方が入り込みやすいと思いました。
実際、原作既読者の感想でも、映画では一部の人間関係や背景が省略されているため、原作の方が人物の気持ちを深く追いやすいという声があります。
原作とは違う切なさがある映画でした
作品としては、私は原作の方が好みです。
Audibleでじっくり聴いたことで、登場人物の気持ちや物語の流れを、自分の中で想像しながら受け取れたことが大きかったからです。
ただ、映画版には映像ならではの良さがあります。海辺の景色や登場人物の表情が加わることで、原作とは違う形で孤独や切なさが伝わってきました。
原作を先に知っている人なら、違いを比べながら観るのも面白いですし、映画を先に観た人なら、そのあと原作を読む・聴くことで人物の背景をさらに深く知れる作品だと思います。
映画感想まとめ|『52ヘルツのクジラたち』はこんな人におすすめ
映画『52ヘルツのクジラたち』は、原作とは違う切なさがある映画でした。
個人的には原作の方が好みでしたが、映画版も観てよかったです。
Audibleで原作を聴いたあとに観ると、登場人物の表情や海辺の空気感が加わって、作品の余韻をもう一度味わえました。
- 人間ドラマのある邦画が好きな人
- 杉咲花さん、志尊淳さんの演技が気になる人
- 原作を読んだあとに映画版も観たい人
- 孤独や声が届かない苦しさを描いた作品が気になる人
- 重めのテーマでも、最後までしっかり観たい人
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映画を観て気になった方は、Audible版の感想記事もあわせて読んでみてください。
Audible版の感想はこちら。




