Audibleで雨穴さんの『変な家2 〜11の間取り図〜』を聴きました。
前作『変な家』に続く、間取り図から謎をたどっていくミステリーです。
前作のレビューはこちらにまとめています。

この記事では、『変な家2 〜11の間取り図〜』のあらすじ、Audible版の基本情報、実際に聴いた感想をまとめます。
結末の核心には触れずに書いていきます。
『変な家2 〜11の間取り図〜』Audibleあらすじ

『変な家2 〜11の間取り図〜』は、奇妙な間取り図をもとに、その家で起きた出来事や過去の事件を追っていくミステリーです。
今回は、タイトルにもある通り11の間取り図が登場します。
行き先のない廊下、林の中の水車小屋、逃げられないアパートなど、一見すると別々に見える間取りの話が語られていきます。
それぞれの家にある「なんでこんな造りなのか?」という違和感。
その違和感を、筆者と設計士の栗原さんが会話しながら考察していく流れです。
前作と同じく、家の間取りという身近なものから不気味さが広がっていくところが特徴です。
ただ怖いだけではなく、聴いているうちに「この話、どこかでつながるのかな」と考えたくなる作品でした。
『変な家2 〜11の間取り図〜』Audible基本情報
Audible版は、複数のナレーターで聴けるのが大きなポイントです。
会話の場面が多い作品なので、声が分かれていることで聴きやすくなっています。
また、Audible版には付属資料・PDFも用意されています。
間取り図がかなり大事な作品なので、気になる場面ではPDFを見ながら聴くと、より内容を追いやすいと思います。
『変な家2 〜11の間取り図〜』Audible感想



『変な家2 〜11の間取り図〜』は、前作よりもボリュームがる印象でした。
前作の『変な家』は、ひとつの家の間取りから不気味さが広がっていく感じでしたが、今回は11の間取り図が出てきます。
会話が多めでテンポよく進むので、思ったより聴きやすかったです。
11の間取り図が少しずつつながるのが面白い
この作品で一番面白かったのは、やっぱり11の間取り図が出てくるところです。
最初は、それぞれ別々の話のように感じます。
でも聴き進めていくと、「あれ、この話ってさっきの話と関係あるのかな」と思う場面が出てきます。
ひとつひとつの間取りにある違和感を追っていくうちに、だんだん全体の不穏な空気が強くなっていく感じがよかったです。
前作よりもボリュームがあって聴きごたえがある
前作『変な家』と比べると、かなり聴きごたえがあるように感じました。
前作は再生時間もそこまで長くなく、話題作をさらっと聴く感じでも楽しめました。
それに比べると、『変な家2』は登場する間取りも多く、話の数も多いです。
特に後半に近づくほど、話と話のつながりが気になってきます。
「これはどう回収されるんだろう」と考えながら聴くのが楽しい作品でした。
Audible版は会話のテンポがよくて聴きやすい
Audible版は、複数のナレーターで収録されているので、会話の場面が聴きやすかったです。
筆者と栗原さんのやり取りもテンポがよく、淡々と考察が進んでいく感じが作品に合っていました。
怖がらせるような朗読ではなく、少しずつ不気味さがにじんでくるような印象です。
この作品は、ホラーというより「考えるほど気味が悪い」タイプかなと思います。
ただ、油断して聴いていると話のつながりを見落としそうになるので、完全なながら聴きよりは、耳に意識を向けられる時間のほうが合っていました。
間取り図はPDFで確認したほうがわかりやすい
Audibleで聴いていて少し気になったのは、やっぱり間取り図の部分です。
この作品は、間取り図そのものがかなり重要です。
音声だけでも話の流れは分かりますが、細かい部屋の配置や通路の違和感は、図を見たほうが分かりやすいと思います。
Audible版には付属資料・PDFがあるので、気になるところだけでも確認しながら聴くのがおすすめです。
私は音声だけでも楽しめましたが、「しっかり考察したい」という人は、紙の本やKindle版のほうが合う場面もあると思います。
ただ、物語として楽しむなら、ナレーターが多いのでAudible版でも十分聴きやすいです。
前作を聴いてからのほうが楽しみやすい
『変な家2』から聴いても内容的には大丈夫だと思います。
ただ、個人的には前作『変な家』を先に聴いておいたほうが楽しみやすいと思いました。
筆者と栗原さんの関係や、間取り図から謎を考えていく流れに入りやすくなります。
前作を聴いていると、「今回もこの感じで進んでいくんだな」とすっと入れる感じです。
前作レビューでも書きましたが、『変な家』は再生時間がそこまで長くないので、先に聴いておくのもおすすめです。


他の人の感想・評価
読んだ人・聴いた人の感想を見てみると、「11の話がどうつながるのか気になる」「会話文が多くて読みやすい」「前作よりスケールが大きい」といった声が見られました。
一方で、間取り図や登場人物の関係を追う作品なので、音声だけだと少し整理しにくいと感じる人もいそうです。
テンポのよさを評価する人が多い一方で、図を見ながらじっくり楽しみたい人は、紙の本やKindle版とあわせて楽しむのもよさそうです。
Audible感想まとめ|『変な家2 〜11の間取り図〜』はこんな人におすすめ
『変な家2 〜11の間取り図〜』は、11の間取り図から謎が広がっていくミステリーでした。
前作よりもボリュームがあり、話と話が少しずつつながっていく感じが面白かったです。
Audible版は複数ナレーターで聴きやすく、会話のテンポもよかったです。
ただ、間取り図が大事な作品なので、付属PDFを確認しながら聴くと、より楽しめると思います。
こんな人におすすめです。
- 『変な家』や雨穴さんの作品が好きな人
- 間取り図から謎を考えるミステリーが好きな人
- 家事や通勤中に少し不気味な小説を聴きたい人
- 会話中心でテンポよく進む作品をAudibleで楽しみたい人
- 紙の本とあわせて音声でも物語を味わいたい人
前作をまだ聴いていない方は、先に『変な家』から聴くと入りやすいと思います。
▶ 前作『変な家』のAudibleレビューはこちら
https://tosememoblog.com/audible-hennaie-review/
Audibleは無料体験で聴ける作品も多いので、気になる方はまず試してみてください。
『変な家2 〜11の間取り図〜』も聴き放題対象として配信されているので、間取りミステリーを耳で楽しみたい人におすすめです。
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