Audibleで小説を聴くようになってから、読書の形が変わりました。
今回紹介する『正体』は、聴き終えたあと、しばらく気持ちを切り替えられないほど余韻が残った作品です。
映画化もされていますが、原作小説は受け取る印象がかなり違いました。
この記事ではネタバレなしで、Audibleで『正体』を聴いた感想(ナレーターの聴きやすさ/再生時間/合う人・合わない人/紙・Kindleとの選び方)をまとめます。
迷っている方の判断材料になればうれしいです。
結論|『正体』はこんな人に刺さる
結論から言うと、『正体』は静かに重く、でも目が離せない物語でした。
派手な展開で引っ張るタイプではないのに、聴き終えたあとも感情が残って、しばらく引きずりました。
- 余韻が残る小説が好き(読み終えたあとも考えたくなる)
- 派手さより、人物の心の動きで引き込まれる話が好き
- 目が疲れて読書がしんどい時でも、耳で物語に入りたい
- 映画を観たあとに「原作の空気感」も確かめたい
逆に、今すぐ気分を上げたいときや、重い話が苦手なタイミングだと合わないかもしれません。

先に試したい方は、Audibleの無料体験で『正体』を少しだけ聴いて判断するのが早いです。
合わなければ期間内に解約すれば料金はかかりません。
『正体』はどんな話?



『正体』は、一言でいうと「逃げ続ける物語」です。
ある青年が逃亡を続けるところから始まり、なぜ逃げているのか、何から逃げているのかは少しずつ明かされていきます。
雰囲気は静かで、どこか張りつめています。説明が多すぎないぶん、聴き手の想像力が刺激される構成でした。
「読む」だと重く感じる人もいると思いますが、Audibleだと淡々と進む語りが空気感に合っていて、押しつけが少なく、わたしは最後まで聴けました。
Audibleで聴いて良かった理由



『正体』は、Audibleで聴いたからこそ最後まで向き合えた作品だと感じました。
一番の理由は、ナレーターの聴きやすさです。
- 声がクリアで落ち着いている:抑揚が強すぎず、感情を押しつけられない
- 登場人物が多くても混乱しにくい:声のトーンで自然に区別できた
- 余韻が残りやすい:散歩や家事の合間に聴くと、気持ちが物語に引き込まれた
再生時間と聴き方のコツ
『正体』は長編で、再生時間は約20時間ほど(目安)です。
短くはありませんが、テンポが悪い印象はなく、わたしは先が気になって、かなりテンポよく聴けました。



再生速度は、わたしの場合1.2倍速がちょうど良かったです。
速すぎず、感情も置いていかれません。
- 散歩中・家事中など「ながら聴き」と相性がいい
- 重い場面は、あえて等倍に戻すのもおすすめ
『正体』の注意点|重い?怖い?合わない人の特徴
正直に言うと、内容は決して軽くありません。



明るく前向きな気分になりたいときには向かないです。
ただ、怖さで押してくるタイプというより、静かに問いかけてくる重さです。
感情に余裕があるとき、何かを感じたいときに合う作品だと思います。
『正体』の感想



最期の方は聴いていて涙が止まらなくなるほど、ガツンと心に響きました。
聴き終えたあと、強烈に気持ちを持っていかれるような余韻が残る作品でした。
派手な展開で泣かせにくるという物語ではありませんが、あとからじわじわ効いてきて、わたしはしばらく引きずりました。
いちばん心に残ったのは、主人公の“悲しいほどに優しい”ところです。『正体』の主人公は、行動や沈黙の中に優しさがにじんでいます。
誰かを傷つけないために自分が引く、簡単な方に流れない、でも声高に正しさを主張しない。そういう芯のある優しさが、物語の空気を最後まで支えていたように感じます。
「かわいそう」「つらい」だけでは終わらなくて、人の強さや弱さの両方を見せられた気がしました。
正直言うと、読後(聴後)にスッキリはしなかったです。
でも、最後まで聴いて良かったし、誰かと気持ちを共有したくなる作品でした。
ちなみに、『正体』は映画化もされています。わたしは映画も観ましたが、原作(小説)は受け取り方が変わるタイプでした。



映画は横浜流星さんの演技が印象的でした。
特にラストの印象は映画と小説で違いがあるので、どちらから入るかで余韻が変わると思います。
紙の本・Kindle・Audible どれがいい?
先で紹介したように、『正体』は映像化がされていますが、もちろん原作をkindleや紙の本でも楽しむことができます。
参考:文庫・Kindleはだいたい1,000円前後のことが多く、Audibleは単品購入だと3,000円前後になることがあります(作品により変動)。
※聴き放題の対象や単品価格は時期・作品で変わるため、最新状況は各販売ページで確認してください。
わたしのおすすめは「まずAudibleで体験」ですが、先に映画で入ってから原作(Audible/Kindle/紙)で深掘りするのもありです。



どれにするか迷ったら、あなたの読み方に合うものを選ぶのがいちばんです。
- 耳で聴きたい(ながら時間に) → Audibleで聴く(無料体験あり)
- 目でサクッと読みたい → Kindleで読む
- 紙でじっくり読みたい → 文庫(紙の本)で読む
- まず映像で楽しみたい → 映画を観る
『正体』レビューまとめ
『正体』は、聴き終えたあと、すぐに気持ちを切り替えられないほど強烈に余韻が残る作品でした。
Audibleで聴いたことで、登場人物の感情がより身近に伝わった感じがします。
ナレーターが聞きやすく、長編でも最後まで向き合えたのも大きかったです。
また、映画とは違う受け取り方ができる点も、原作を聴く魅力だと思いました。
- 余韻が残る物語が好き
- 感情や選択にじっくり向き合いたい
- 目がつらくても物語に浸りたい
迷ったら、まずはAudibleの無料体験で“相性チェック”がおすすめです。




