今回は、中山七里さんの『贖罪の奏鳴曲』をAudibleで聴いた感想です。
中山七里さんの作品を聴くのは、これがはじめてでした。
正直、Audibleだったからこそ出会えた作品だと思います。
この記事では、『贖罪の奏鳴曲』のあらすじ、Audible版の基本情報、実際に聴いた感想をまとめます。
『贖罪の奏鳴曲』Audibleあらすじ

『贖罪の奏鳴曲』は、弁護士・御子柴礼司を主人公にしたリーガルミステリーです。
御子柴礼司は、ただの弁護士ではありません。
過去にとても残酷な事件を起こした人物でありながら、現在は弁護士として人を救う側に立っています。
物語は、御子柴がある記者の死体を遺棄する場面から始まります。
警察は当然、御子柴に疑いの目を向けます。
しかし御子柴には、死亡推定時刻に法廷にいたという強いアリバイがありました。
さらに物語が進むにつれて、御子柴の過去、現在の事件、法廷での駆け引きが少しずつ絡み合っていきます。
御子柴は悪人なのか。
それとも、過去の罪を背負いながら生きている人間なのか。
読み進めるほどに、その答えを簡単には決められなくなっていく作品です。
事件の内容は重いです。
でも、物語の展開はかなりスピーディーで、次が気になって止まらなくなるタイプのミステリーでした。
結末の核心には触れませんが、中山七里さんらしいどんでん返しのうまさを感じるストーリーです。
『贖罪の奏鳴曲』Audible基本情報
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Audible公式では、著者は中山七里さん、ナレーターは池添朋文さん、再生時間は12時間28分、配信日は2023年8月4日と掲載されています。
また、講談社文庫の特設ページでは、御子柴礼司シリーズとして紹介されており、ドラマ化についても触れられています。
『贖罪の奏鳴曲』Audible感想



主人公の御子柴礼司が、とにかく印象に残りました。
御子柴は、過去に本当にひどい事件を起こした人物です。
その事件はありえないくらい残酷で、普通なら「魅力的」とは言いにくい…。
でも、この物語を聴いていると、御子柴礼司という人物から目が離せなくなります。
過去に犯した罪は消えませんが、その後の人生で弁護士となり、今度は人を救う側に立っている。
この矛盾が、御子柴というキャラクターをとても複雑で魅力的にしていました。
物語のテンポも速く、法廷の場面も事件の展開も、次はどうなるのかその先が気になって、目が離せない感覚がありました。
そして、Audibleで聴いてよかったと思った大きな理由が、ナレーターの池添朋文さんです。
これが本当に最高によかったです!
男性の声は甘い響きがあって、とても聴きやすい。でも女性の声になると、ちゃんと女性のように聞こえます。
声の演じ分けが自然で、物語に入り込みやすかったです。
この作品をきっかけに、池添朋文さんの朗読のファンになりました。
中山七里さんの本は、この『贖罪の奏鳴曲』がはじめて。おそらく本屋で見かけても、自分から手に取っていたかはわかりません。
でもAudibleだったからこそ、何気なく聴いてみようと思えました。
その結果、スピーディーな展開とどんでん返しのうまさにすっかり引き込まれました。
中山七里さんは、物語を転がしていくのがとても上手い作家さんなんだなと思いました。
ただし、人によっては好きではないかもしれません。
実際、友人にすすめたところ、「内容が好きではなくて聴けなかった」と言われました。
とはいえ個人的には、ミステリーとしての面白さ、キャラクターの強さ、ナレーションの良さがそろっていて、Audibleとの相性はかなり良い作品だと思います。



シリーズの1巻目ですが、かなり引き込まれ、大好きなシリーズの一つになりました。
Audible感想まとめ|『贖罪の奏鳴曲』はこんな人におすすめ
『贖罪の奏鳴曲』は、御子柴礼司という強烈な主人公に引き込まれるリーガルミステリーでした。
過去に重い罪を犯した人物が、弁護士として人を救う側に立つ。
その設定だけでもかなり気になりますが、実際に聴くとストーリー展開も早く、最後まで飽きずに楽しめます。
特にAudible版は、池添朋文さんのナレーションがとても良かったです。
声が聴きやすく、登場人物の演じ分けも自然で、物語の世界に入りやすい朗読でした。
- リーガルミステリーが好きな人
- クセのある主人公に惹かれる人
- テンポの良い小説をAudibleで聴きたい人
- どんでん返しのある物語が好きな人
- ナレーターの朗読のうまさも楽しみたい人
中山七里さんの作品が初めてでも、入りやすい1冊だと思います。
御子柴礼司シリーズの1作目なので、ここから聴き始められるのもよかったです。
Audibleは無料体験で聴ける作品も多いので、『贖罪の奏鳴曲』が気になる方は、まずは試してみてくださいね。

