映画『正体』を観ました。
原作小説をAudibleで聴いたあとに映画版を観ると、同じ『正体』でもラストの受け取り方が大きく変わりました。
原作とは違う結末ですが、映画版は映画版で救いのある着地になっていて、私はこのラストも良かったです。
この記事では、映画『正体』のあらすじや基本情報、現在確認できる配信サービス、原作を先に聴いた私が感じた映画版の良さをまとめます。
映画『正体』あらすじ

『正体』は、死刑判決を受けた鏑木慶一が脱走するところから始まるサスペンス映画です。
鏑木は日本各地を逃げながら、名前や見た目、立場を変えて生活していきます。
東京で出会う沙耶香、大阪で出会う和也、長野で出会う舞。
それぞれが知る鏑木は、まるで別人のように違います。
一方で、刑事・又貫は逃亡先で鏑木と関わった人たちを取り調べながら、少しずつ彼の行方に近づいていきます。
「本当に鏑木は凶悪犯なのか」
「なぜ、そこまでして逃げ続けるのか」
逃亡劇としての緊張感がありながら、人を信じることや、誰かの言葉をどこまで信じられるのかを考えさせられる作品でした。
映画『正体』基本情報
映画『正体』の公開日、原作、監督、出演者などをまとめます。


- 作品名:正体
- 公開日:2024年11月29日
- 原作:染井為人『正体』(光文社文庫)
- 監督:藤井道人
- 脚本:小寺和久、藤井道人
- 出演:横浜流星、吉岡里帆、森本慎太郎、山田杏奈、山田孝之、前田公輝、西田尚美、山中崇、宇野祥平、駿河太郎、木野花、田中哲司、原日出子、松重豊 ほか
- 上映時間:120分
- ジャンル:サスペンス、ヒューマンドラマ
- 配給:松竹
- レーティング:PG12
- 原作の主な実績:原作者の染井為人さんは『悪い夏』で横溝正史ミステリ&ホラー大賞優秀賞を受賞
- 関連メディア:原作小説、Audible版、WOWOWドラマ版、Blu-ray、DVD
映画『正体』は、染井為人さんの同名小説を原作にした作品です。
監督は『新聞記者』『余命10年』などの藤井道人さん。主演の横浜流星さんが、逃亡を続ける鏑木慶一を演じています。
第48回日本アカデミー賞では、横浜流星さんが最優秀主演男優賞、吉岡里帆さんが最優秀助演女優賞、藤井道人さんが最優秀監督賞を受賞しました。
原作ではどのように描かれているのか気になる方は、こちらのチェックもしてみてください。



原作を耳で楽しみたい方は、Audible版『正体』の感想も参考にしてください。


映画『正体』が見れる配信サービス
映画『正体』は、Netflixで見放題配信されています。
現在確認できる主な配信先では、Netflixが見放題、U-NEXTが399円のレンタル配信です。
映画『正体』を追加料金なしで観たい方は、Netflixの配信状況を確認してください。
U-NEXTはレンタル作品のため、無料体験中でも視聴には別途399円が必要です。
登録前に、各サービスの公式ページで『正体』の配信状況と視聴料金を確認してください。
無料体験があるサービスを初めて利用する方は、登録時に無料体験を始められます。
※配信状況、無料体験、レンタル料金は変更される場合があります。登録前に各サービスの公式ページで最新情報を確認してください。
映画『正体』を観た感想



映画版『正体』は、原作とはラストの印象がかなり違いました。
原作を聴いたときは、聴き終えたあともしばらく気持ちを切り替えられないほど強烈な印象が残りました。
原作とは違うラストも良かった
一方で映画版は、原作とは違う着地をしながらも、ちゃんと報われるラストになっていたところが良かったです。
原作の空気を大事にしながら、映画として観た人が少し救われるように作られている印象でした。
個人的には、これはこれで良かったと思います。
横浜流星さんの鏑木に感じた優しさ
横浜流星さんの鏑木は、ただ逃げている人ではなく、どこか悲しいほどに優しい人物として映りました。
言葉で説明しすぎるのではなく、表情や沈黙で伝わる場面が多くて、そこが映画版の良さでした。
周囲の人物から見えてくる鏑木の姿
吉岡里帆さん、森本慎太郎さん、山田杏奈さんが演じる人物たちも、それぞれ違う角度から鏑木を見る存在になっています。
鏑木のことを知らないまま関わるからこそ、観ている側も「この人は本当はどんな人なのか」と考えながら観ることになります。
人を信じる難しさが残る
逃亡サスペンスではありますが、派手な展開だけで引っ張る作品ではありません。
人を信じること、ニュースや周囲の声だけで誰かを決めつけてしまう怖さ、正しさを証明する難しさが残る映画でした。
原作を先に知っていると、映画版のラストに驚く人もいると思います。
でも私は、映画としてはこの形も良かったと感じました。
原作は原作で深く残るし、映画は映画で少し違う救いがある。
どちらか一方ではなく、両方観ることで『正体』という作品の見え方が広がる作品でした。
映画『正体』はこんな人におすすめ
映画『正体』は、逃亡サスペンスとしての緊張感と、人間ドラマとしての重さが残る作品でした。
原作とは違うラストでしたが、映画版は映画版で報われる着地になっていて良かったです。
- 横浜流星さんの演技が気になる人
- 逃亡サスペンスが好きな人
- 冤罪や報道の怖さを描いた作品に関心がある人
- 原作小説『正体』を読んだ、またはAudibleで聴いた人
- 重いけれど、最後に少し救いのある映画を観たい人
映画『正体』感想まとめ
原作とは違うラストですが、映画版は映画版で救いのある着地になっていて、私はこの結末も良かったです。
横浜流星さんの演技だけでなく、鏑木と関わった人たちの視点から少しずつ人物像が見えてくるところも印象に残りました。原作を知っている方にも、映画から入る方にも見どころのある作品だと思います。
※配信状況や料金は変更される場合があります。登録前に各サービスの公式ページで最新情報を確認してください。



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